気ままに生きる男の気ままな日常

非正規雇用で気ままに生きている男が気ままに綴っています。

母子家庭…末っ子長男或いは満たされない承認欲求と恵まれた愛情

1984年に愛知県で生まれる。

父は自営業者(住宅のリフォーム業)、母はパート従業員。

4歳上の姉と3歳上の姉がいる。

父と母は僕が生まれて間もなく別居(母は僕がお腹にいる頃から父との別居を決めていたらしい)、母子家庭で育つ。

 

 

母子家庭…そして末っ子長男……この様な「男性」という存在を知らない環境で育った僕は、「男性のロールモデル」というものを描き辛く、自然と所謂「男らしさ」とは無縁な人間に育ってしまった感がある。人生における様々な場面における「男としての振る舞い方」の一切が分からない、「理想の男性像」というものが全くイメージ出来ないのだ……。

 

のみならず、この様な家庭内で唯一の男…しかも末っ子という存在は誰からも尊重されない。ただでさえ末っ子というのは家庭内で最も立場が弱い存在だ。それに加えて男一人なので、理解や承認を得られない。通常の家庭ならば男は父親が理解者となってくれるのだろうが、僕にはそのような存在はいなかった。精神的に常に「孤独」を抱えていたのだ。結果、自分に自信を持てずに育ったように思う……。

 

……「男性らしさの欠如」、「理解者や承認相手が存在しないことによる孤独、及びそれによって生じる自信の欠如」……この二つは僕の大きなコンプレックスとなっている……。

 

しかし代わりと言ってはなんだが、「愛情」には恵まれていたと思う。母や姉のみならず祖父母も待望の男の子ということで、僕は周囲の愛情を一身に受けていたように思う。(「甘やかし」…とも受け取れるが…)特に母とは性格的に一致する部分が多い。姉二人が家を出て行って現在母と二人暮らしという状況もあってか、とても仲が良いように思う。

 

「愛情」に恵まれて育ったためか、人生において何事も(というと少々語弊があるが…)楽天的な傾向が強いように思う。現在非正規労働者という立場に置かれていても、あまり悲観的にならずに済んでいるのは、幼少期に受けた「愛情」ゆえだと思っている。

 

……総合的に考えれば、そんなに悪い家庭でもないように思う。どのような環境でも、個々人でメリット・デメリットは必ず存在するのだ。与えられた環境で自分なりのメリットを感じ、それに目を向けて生きていけばいいと思うのだ……。