気ままに生きる男の気ままな日常

非正規雇用で気ままに生きている男が気ままに綴っています。

鬱々とした高校時代……そして「歴史」との出会い……

f:id:chijoji:20191008205843j:plain

 

高校は定時制に入った。

中学卒業時の出席日数と成績では、他に入れる学校が無かったからだ。

 

 

ここで急に勉学に目覚めたのか、積極的に勉強に取り組みだした。

しかし、周囲のクラスメイトは半数以上がヤンキー上がり(現役?)で、当然ながらまともに勉強に打ち込む者などいない。授業中の居眠り、雑談、携帯電話(当時はガラケーだった)の使用等々は当たり前……正に無法地帯であった。

教師もそのような環境を当然のものとして受け取っているのか、まともに指導しないばかりか、授業そのものも中学レベルのものを適当に講義するだけという、実におざなりな代物であった。

風紀とは程遠いクラスメイト、やる気のない教師たち……そのような怠惰な環境に嫌気がさした僕は、すっかり勉学に対する熱意が失せ、鬱々とした日々を送るようになった……。

 

そんなある日、偶然立ち寄った書店で「三国志(横山光輝)」という漫画を見つける。

「三国志? そういえば昔そんな名前のゲームがあったな」と軽い気持ちで読みだして、一気にその物語に魅了される。その後漫画を全館読破したのを皮切りに小説、研究本、ゲーム等…高校時代は正に「三国志」一色となった。

 

高校卒業後も熱は冷めず、中国史、世界史……と興味の幅はどんどん広がっていった。(日本史は興味がないわけではなかったが、あまりにも身近に溢れすぎていて知識として新鮮味が感じられなかったので、今日にいたるまであまり親しんでいない)

 

これまで何事もすぐに飽きてしまうことが多かった僕だが、歴史(主に小説)は現在にいたるまで全く色褪せず、興味を持続させ続けている。

きっと鬱々とした日々を送っていた僕にとって、嫌な現実から離れて過去へタイムスリップさせてくれているような感覚を与えてくれる存在なのかもしれない……。

 

齢35となるが、まだまだ歴史には惹かれ続けている……。