気ままに生きる男の気ままな日常

非正規雇用で気ままに生きている男が気ままに綴っています。

仕事を転々とする日々……そしてリーマンショック……

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とある製造工場に派遣社員として、フルタイムで働き始める。

あるモーターを造っている工場だったが、スーパーでのアルバイトとはあまりにも違う暗い雰囲気に耐えられず、3日で辞めてしまった。やっぱり苦労して高収入を得るよりも、無難に稼いだ方がいいと思ったのだ。

 

 

その後は「高収入を得たい」という気持ちと、「無理せず気楽に働きたい」という気持ちとの間で揺れ動き続けた。そしてそれが行動にも表れたのか、職を転々とする生活を3年間続けることになる。

 

スーパーの品出し、工業製品の梱包作業、薬局でのレジ打ち、パチンコ台の組み立て、倉庫での出荷作業(いずれも1日8時間の週5日勤務)……今から振り返って見るとよくもまあこれだけ転々と出来るものだと呆れてしまうほどの典型的なダメ人間生活であった……。(この間、人生初の恋人が出来るが、わずか3週間でフラれる)

 

しかし、そんなダメ人間生活にもピリオドが打たれる日が来る。

かの「リーマンショック」である。

世界的な大不況の煽りを受け、大量の非正規労働者がクビを切られ、求人の数も激減することになる。御多分に漏れず、僕も全く仕事にありつけなくなった……。

無収入の状態が1年以上も続き、絶望のあまり本気で自殺を考えるようになる。(実際首を吊ったことがある……)

 

だが、そんな僕に救いの手を差し伸べるかのように、一件の求人が…。

パチンコ台の組み立て及び検査業務で、フルタイムの仕事だ。当時フルタイムの仕事はとても貴重だった。しかもパチンコ台の組み立てなら経験がある。藁にも縋る想いの僕は即応募し、採用される。天にも昇る想いを抱いたのを今でも憶えている……。

 

しかし、それはさらなる地獄へのプレリュードであった……。