気ままに生きる男の気ままな日常

非正規雇用で気ままに生きている男が気ままに綴っています。

ハイパーアクティブな人々……一方的な話し手たち……

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前回までに2記事にわたって、僕の苦い恋愛体験とそれによって負ってしまったトラウマについて綴った。(詳細は以下の記事にて↓)

 

 

 

 

chijoji.hatenablog.com

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ここで読者の皆様は、疑問に思わなかっただろうか?

「そんなに辛い状況だったのに、誰にも相談出来なかったのか?」……と。

……相談したくても出来なかったのだ。何故なら当時の僕の友人は皆、自分の話ばかりで人の話をろくに聞かない人ばかりだったからだ……。

 

一人は40代の男性。彼は常に自分の自慢話や他人の悪口しか言わない人だった。

僕の悩みに関しても、話を聞くふりをして結局いつものように自分の自慢話に話題をすり替えられてしまった……。

 

もう一人は同じく40代の男性。彼は常に何かしら喋ったり、行動していないと落ち着かない……所謂「多動性障害=ハイパーアクティブ」の疑いがある、(このような言い方をしてしまえば)少々病的な気のある人だった。

彼は僕が悩みを抱えるのと時を同じくして勤めていた会社をクビになり、無職となってしまった(と言っても彼も僕と同じ非正規労働者なのだが…)。

ハイパーアクティブな人は、思考が一方的で思い込みが激しい傾向がある。

このような人は、落ち目になったときが怖い。

僕がどのような言葉をかけても、「俺は運が悪い」「〇〇(会社の上司)のせいだ!」「俺はダメだ」…等、自分や他者を責める思考に陥ってしまい、取り付く島もなかった。それでも僕は彼を慰め続けたが、「お前は運が良いな」「お前は定職に就かないのか?」…等、逆に攻撃的な言葉を投げかけられた……。

 

最後の一人は40代の女性。彼女は僕が悩みを誰かに聞いてもらいたい、という想いが煮詰まっていた時、やさしく声をかけてきてくれた。そのやさしさに惹かれて交友関係を持った。だが、友達になった途端、彼女は自分の職場の愚痴を延々と僕に聞かせてきた。そして僕の悩みに対しては、「そんなの仕方ない」「そんなの私に比べればまだマシだ」…等、冷たくあしらわれた。

僕はトラウマを負う寸前の時期だったので、彼女の愚痴は精神的に心底辛かった……。

 

……どうしてこうなってしまったのだろう? 自分で思うに、僕は「聞き役」に徹し過ぎたのかもしれない。「僕は話すのが苦手だから、せめて聞き役になってあげよう」……そのような思いから、人の話を傾聴し、アドバイスや共感を示す姿勢を貫いてきた。しかし、そのような姿勢も行き過ぎると、他者を心のゴミ箱にしようとする有害な人間を引き寄せてしまう……。

 

……ともあれ僕はこの経験から一方的に自分の話ばかりする人達……所謂「ハイパーアクティブ」を忌避する、「ハイパーアクティブ恐怖症」という二重のトラウマを負うこととなった……。