不登校……そしてフリースクールへ通うまで……
1998年、僕は学校へ通わない不登校児となった。
一時的に保健室登校をしていたが、程なくして全く学校へ通わなくなってしまった。通う意味を見いだせなかった上に、同級生への嫌悪感がどうしても拭い去れなかったのだ。(詳しくは以下の記事にて)
その後中学2年の間、僕はほとんど家にこもりっきりであった。
外出といえば、近所のレンタルビデオ店でビデオを借りたり、母の買い物について行く程度であった。危機感等は特になかった。むしろ「苦痛な学力競争の世界から逃れられた」という解放感すらあった。
とにかく当時の僕は、ひとりでいたかった。何物にも煩わされたくなかった(それは今もあまり変わらないが……)。
ただ一人の例外は、母親だった。母親は僕が不登校なってしまっても、今までと全く変わりの無い態度で接してくれた。そんな母にだけは、心を開くことが出来ていたように思う。だが母の内心は不安と戸惑いでいっぱいであったであろうと思うと、今も心が痛む……。
こうして翌1999年、3年生へ進級して間もなくの頃、僕はフリースクールへ通うこととなる。