不登校……保健室登校をしていた頃……
1998年、中学2年に上がってしばらく後、僕は学校へ通わなくなった。
しかしその2年の3学期頃だったか、僕は一時的に「保健室登校」をしたことがある。
最初に「保健室登校」を薦めたのが誰だったかは忘れてしまったが(おそらく母だったと思う)「保健室登校なら授業を受けなくてもよく、又生徒の誰とも会わなくてもいい」とのことだったので、すぐさま薦めに従ったのは覚えている。
当時の僕はとにかく学校の授業や生徒たちが嫌いだった(どうして嫌いだったかは、以下の記事にて)
通常の「保健室登校」というのは、保健の先生が保健室に常勤しているらしいが、僕の学校では何故か先生はたまにしか顔を見せず、基本的には僕は一人でいることが多かった。
一日中何をするでもなく、ただボーっとして過ごしていた。
話し相手もおらず、特に考えることもないので、すぐに退屈を覚えるようになった。
一度だけクラスの女子の1グループが、「僕の様子を窺いに来た」と称して顔を見せに来たことがあった。しかし所詮は「様子を窺う」というのは、ただの名目に過ぎなかったのか、彼女たちは僕に話しかけるでもなく、内輪で適当に駄弁って帰っていった。
気に喰わない教師やクラスメイトの悪口雑言が彼女達の会話の主な内容であった。
当時の僕は余程純粋だったのか、誰も聞いていないのを幸いに言いたい放題に悪口雑言を並べるという給湯室のOLの如き彼女達の所業に対し、強い不快感を抱いたのを覚えている。「このような汚れたクラスメイトがいるような学校など、やはり行きたくない」と不登校を願う気持ちをあらたにした……。
……何もすることのない退屈な生活、不快なクラスメイト……ほどなく僕は「保健室登校」にも嫌気がさし始めた。そして3年に上がると同時に、フリースクールへ通う事になる……。